「パッシブデザインってなに?」
「パッシブデザインのメリット・デメリットが知りたい」
上記のように、パッシブデザインに関して知りたいと思っている方も少なくないでしょう。パッシブデザインとは、太陽の光や熱、風などの自然エネルギーを、機械を使わずに建物に利用する設計手法です。
パッシブデザインは、省エネ性能を向上させるため、経済的にも健康的にも多くのメリットがあります。しかし、デメリットを理解した上で導入するか検討しなければ、後悔につながることもあり注意が必要です。
そこで本記事では、パッシブデザインを選んで後悔しないためのポイントを解説します。パッシブデザインに興味のある方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
パッシブデザインとは
パッシブデザインとは、自然エネルギーを最大限に利用する手法です。省エネで快適な住まいづくりを実現するために、近年注目を集めています。
自然エネルギーを最大限に利用するためには、採光、通風、蓄熱などの手法が用いられます。また、断熱・気密を向上させることで、熱の出入りを抑え、自然エネルギーを効率よく利用ができます。
パッシブデザインの具体的な手法
ここでは、パッシブデザインの具体的な手法を3つ紹介いたします。
それぞれについて以下で詳しく解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
採光
採光は、太陽の光を建物に取り入れ、自然エネルギーとして利用する手法です。南向きの窓を大きく設けたり、複層ガラスや日射遮蔽材を活用したりすることで、太陽の光を効率よく取り入れることが可能です。
採光を意識することで、室内の明るさが増し、視覚的な快適性が向上されます。また、照明の使用量を抑えた結果、省エネ効果が期待できます。
通風
通風とは、風力や温度差などの自然現象を利用して、室内の空気の流れをつくる方法です。室内の空気を新鮮にし、室内の温度や湿度を快適に保つことができる結果、結露やカビの発生を抑えられます。
また、換気口を設置することで、自然風を強制的に取り入れられるようにするのがおすすめです。換気口を2つ以上設置することで、立体的な換気が可能になります。
蓄熱
蓄熱とは、太陽の光や外気の熱を建物の内部に蓄え、室内の温度を一定に保つ手法です。
床や壁などに蓄熱材を設置することで、室内の熱を蓄えられます。冬は太陽の光を蓄えて室内の温度を上げるのに対して、夏は外気の熱を蓄えて室内の温度を下げる効果があります。
パッシブデザインの3つのメリット
パッシブデザインには、メリットがあります。今回は、下記の3つを紹介いたします。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
省エネ効果が高い
パッシブデザインは、太陽の光や自然風などの自然エネルギーを最大限に活用することで、室内の温度や湿度を一定に保てます。そのため、冷暖房の使用量を抑え、光熱費の削減につながるのが特徴です。
パッシブデザインの設計・施工の技術は、近年、急速に向上しています。そのため、より高い省エネ効果を実現できる住宅を建てることが可能です。
室内環境が快適
パッシブデザインは、自然エネルギーを活用するのが特徴です。具体的には、太陽の光や自然風を取り入れることで、室内の温度や湿度を一定に保つことができ、快適な室内環境を実現します。
機械の使用をできる限り抑えるため、健康的にも良い室内環境にすることが可能です。エアコンの風が直接当たるのが嫌いな方には特におすすめになります。
健康に良い
自然の光や風を取り入れることで、心身によい影響を与えることも期待できます。そのため、ストレスの軽減や睡眠の質の向上につながるでしょう。
また、パッシブデザインの住宅は、断熱・気密性を向上させることで、結露やカビの発生を抑えられます。結露やカビは、アレルギーや喘息などのリスクを軽減できるでしょう。
パッシブデザインの2つのデメリット
パッシブデザインにも、デメリットがあります。今回は2つ紹介します。
以下でそれぞれ詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
初期費用が高い
パッシブデザインを実現するためには、高断熱・高気密の建材や設備を採用する必要があります。そのため、初期費用は一般的な住宅と比べて高くなることに注意が必要です。
きちんと予算を立てて、プラン作成に入るようにしましょう。
設計・施工に専門知識が必要
パッシブデザインは、自然エネルギーを最大限に活用するために設計・施工に専門知識が必要となります。そのため、信頼できる業者に依頼することが重要です。
また、対応できる会社が限られている場合があります。会社選びの際に複数社を比較してみましょう。よく確認してから依頼することが大切です。
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項目 | 詳細 |
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会社名 | 株式会社クオリティホーム |
会社住所(R+house霧島姶良) | 鹿児島県霧島市隼人町真孝25番地 |
会社住所(R+house鹿児島南) | 鹿児島県鹿児島市薬師2丁目17番25号 |
対応エリア | 鹿児島県 |
公式サイト | https://qualityhome.co.jp/ |
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建築家と相談しながら、住まいの方向性を決められることが特徴です。予算内でデザイン性がある家づくりができるよう工夫しています。お客様に合う建築家を紹介できるのも強みです。
まとめ
パッシブデザインを選んで後悔しないためにメリット・デメリットを含めて解説しました。
これらのメリットを踏まえると、パッシブデザインは、省エネ性・快適性・健康性を兼ね備えた、未来の住まいづくりに欠かせない設計手法と言えるでしょう。ただ、深く考えずに選ぶと後悔する可能性があるため、よく検討してから決めることが大切です。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。