マイホームの夢を実現するために注文住宅の建築を検討している方にとって、建物本体の費用以外にかかる諸費用は意外と大きな負担になります。
事前に諸費用の全体像を把握しておかないと、予算オーバーに陥りやすく、資金計画に大きな狂いが生じる可能性があるため注意が必要です。
そこで本記事では、注文住宅にかかる諸費用と節約するポイントについて解説します。
また、以下の記事では当メディアが厳選した霧島市でおすすめの注文住宅会社を紹介していますので、気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。
注文住宅にかかる諸費用の目安は10~25%
注文住宅を建てる際には、建物本体以外にも、さまざまな諸費用が発生します。諸費用は、一般的に建築費総額の10~25%程度が相場とされています。
例えば、建築費が5,000万円の場合、約500~1,250万円の諸費用を見込んでおく必要があるでしょう。事前にどれくらいの諸費用が必要か計算しておくのがおすすめです。
【土地】注文住宅にかかる諸費用
土地にかかる諸費用は主に以下の表のとおりです。
諸費用 | 概要 | 費用の目安 |
印紙税 | 土地の売買契約時に契約金額に応じて必要となる | 1,200~48万円(2027年3月31日までは軽減税率が適用) |
仲介手数料 | 不動産の仲介で土地を購入した場合に支払う | (物件価格×3%)+6万円×消費税 |
不動産取得税 | 土地を取得したときに税金がかかる | 固定資産税評価額×4%(2027年3月31日まで×1/2×3%) |
登録免許税 | 土地の所有権を登記する際に必要となる | 固定資産税評価額×2%(2026年3月31日まで1.5%) |
司法書士報酬 | 司法書士に所有権移転登記を依頼する場合に必要になる | 3~5万円程度 |
固定資産税・都市計画税 | 毎年1月1日時点で所有している固定資産に対して地方税が必要となる都市計画税は自治体によって税率が異なる | 固定資産税:固定資産税評価額×1.4%都市計画税:固定資産税評価額×0.3%以内 |
解体工事費用 | 古家付きの物件を取得して取り壊す際に必要になる | 100~300万円程度 |
土地を購入する場合には、それぞれ費用がかかることを知っておきましょう。
【建物】注文住宅にかかる諸費用
建物にかかる諸費用は、主に以下が挙げられます。
諸費用 | 概要 | 費用の目安 |
建築設計費 | 注文住宅会社によってかかることがある | 建築費の2~5%程度 |
印紙税 | 建築工事契約時に契約金額に応じて必要となる | 1,200~48万円(2027年3月31日までは軽減税率が適用) |
地盤調査費用 | 家を建てる土地の地盤の強度を調べる際に必要となる | 5~30万円程度 |
建築確認申請費用 | 建築基準法に適合しているかチェックするための費用がかかる | 3万円程度 |
ライフラインの引き込み工事費用 | 水道管・ガス管を引き込む際に必要となる | 上下水道:30万~100万円程度ガス:10万~20万円程度 |
上下水道加入料 | 自治体の水道管の口径によって加入料が異なる | 30万円程度 |
不動産取得税 | 建物を取得したときに税金がかかる | 固定資産税評価額×4%(2027年3月31日まで×3%%) |
登録免許税 | 建物の所有権を登記する際に必要となる | 固定資産税評価額×0.4%(2026年3月31日まで0.15%) |
司法書士報酬 | 司法書士に所有権移転登記を依頼する場合に必要になる | 8~12万円程度 |
地鎮祭・上棟式費用 | 地鎮祭、上棟式を行う場合に必要になる | 3万~5万円程度(地域によって異なる) |
エアコン設置費用 | 新居にエアコンを設置する場合にかかる | 2万~3万円程度穴あけ、配管延長などで追加費用がかかる可能性がある |
依頼する注文住宅会社によってかかる費用が異なるケースが多くあります。それぞれ具体的にどれくらいの諸費用がかかるのか、確認しておくと良いでしょう。
【住宅ローン】注文住宅にかかる諸費用
住宅ローンを利用する場合には、主に以下の表のような諸費用がかかります。
諸費用 | 概要 | 費用の目安 |
印紙税 | 住宅ローンの契約時に契約金額に応じて必要となる | 1,200~48万円(2027年3月31日までは軽減税率が適用) |
融資手数料 | 金融機関に支払う手数料がかかる | 金融機関により異なる融資金額に関わらず一律、融資金額の1~3%程度 |
ローン保証料 | 連帯保証人をつけない場合、保証会社に支払う | 金利に上乗せされる借入額の2%程度 |
団体信用生命保険料 | 契約者がローン返済中に死亡・高度障害となった場合に加入しておくと返済が免除される | 金利に上乗せされる |
火災保険料・地震保険料 | 住宅ローンを利用する場合には加入が必須となる | 保険会社・プラン・補償金額・工法などで異なる |
手数料・利息 | 事務手数料と利息がかかる | 金融機関により定額型と低率型がある |
登録免許税 | 不動産に抵当権が設定された場合にかかる | 借入額の0.4%(2027年3月31日までは0.1%) |
司法書士報酬 | 司法書士に所有権移転登記を依頼する場合に必要になる | 3~5万円程度 |
住宅を購入する際は、多くの方が住宅ローンを利用するため、しっかりと把握しておきましょう。
【その他】注文住宅にかかる諸費用
土地・建物・住宅ローンのそれぞれに諸費用がかかるため、事前に把握しておき、資金計画を立てておくことが大切です。
その他にも、以下の諸費用がかかります。
- 引っ越し費用
- 家具・家電購入費用
必要な費用として考慮しておきましょう。
注文住宅の諸費用を節約する5つのポイント
注文住宅にかかる諸費用を少しでも節約する方法として、以下の5つが挙げられます。
諸費用は高額となるため、節約を心掛けましょう。
1.仲介手数料がかかるか確認する
注文住宅会社が販売している土地なら、仲介手数料が不要な場合があります。また、知人や親族からの購入など、個人間取引で仲介を介さない方法も検討してみましょう。
注文住宅を建てる際、土地の購入で大きな出費となるのが仲介手数料です。仲介手数料は(物件価格×3%)+6万円×消費税で計算されます。例えば、2,500万円の土地を購入する場合、約80万円以上の仲介手数料がかかる計算です。
仲介手数料は、大きな金額となるため、抑えられるか検討してみても良いでしょう。
2.住宅ローンは総合的に判断する
住宅ローンを選ぶ際は、表面的な金利だけでなく、総合的な視点で比較することが重要です。金利のみに注目せず、手数料や保証料といった隠れたコストも含めて検討する必要があります。
住宅ローン選びで押さえるべきポイントは以下のとおりです。
- 借入可能額と返済能力のバランス
- 金利タイプの選択
- 保証会社の違い
- つなぎ融資と分割融資の比較
住宅ローンは数千万円の借入となるため、わずかな条件の違いが総返済額に大きく影響します。また、相談窓口や融資条件が異なるため、事前に確認してください。複数の金融機関を比較し、諸費用を含めて総合的に判断しましょう。
3.保険は複数社比較する
注文住宅を建てる際には、火災保険や地震保険への加入が必要不可欠です。保険料を節約するためには、複数の保険会社を比較検討することで、負担が少なく済みます。
保険料を節約するポイントは以下のとおりです。
- 契約期間を長く設定する
- 必要な補償内容を見極める
- ダイレクト型保険会社も検討する
保険は長期にわたって継続するため、少しの保険料の差が、長い目で見ると大きな違いになります。必要な補償はしっかり確保しつつ、複数社を比較して最適なプランを選びましょう。
4.不要な項目を節約する
諸費用は、建築費総額の10~25%程度といわれており、予想以上に大きな出費となるため、以下の項目を検討するのがおすすめです。
- 住宅ローン関連費用を節約する:フラット35や一部のネット銀行は保証料が無料のため、比較検討することで保証料を節約できる
- 引越し費用を抑える:3月~5月、8月~10月の繁忙期を避ける、自分で運べるものは運んで荷物量を減らす
諸費用が支払えない場合、注文住宅の計画自体が頓挫する可能性があります。事前にしっかりと必要な費用を把握しておき、無理のない資金計画を立てることが大切です。必要な項目にはきちんとお金をかけ、不要または削減できる項目を見極めて賢く節約しましょう。
5.活用できる補助金を調べる
注文住宅の諸費用を抑えるために見逃せないのが、各種補助金制度の活用です。条件に合えば、数十万円から100万円以上の補助金が受け取れる可能性があります。
- 太陽光パネルの設置
- 住宅ローンの利用
- 高性能住宅の建築
- 省エネ設備の導入
また、子育て世帯や若者夫婦が住宅を取得する場合に補助金が受けられるケースもあります。自治体独自の補助金制度もあるため、確認するのがおすすめです。
ただし、補助金や助成金は予算や条件が限られているため、必ずしも活用できるとは限りません。最新の情報を確認することが大切です。
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項目 | 詳細 |
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会社名 | 株式会社クオリティホーム |
会社住所(R+house霧島姶良) | 鹿児島県霧島市隼人町真孝25番地 |
会社住所(R+house鹿児島南) | 鹿児島県鹿児島市薬師2丁目17番25号 |
対応エリア | 鹿児島県 |
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まとめ
本記事では、注文住宅にかかる諸費用について解説しました。諸費用は土地・建物・住宅ローンそれぞれにかかります。
諸費用は高額になるため、事前に資金計画を行うことが大切です。どこを節約できるのか検討と工夫を重ねながら、家づくりを進めてください。