30坪の新築住宅の間取り成功例7選!失敗例やその対策も紹介

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「30坪だとどんな家が建てられる?」
「対策しておくことはある?」

家づくりを検討していると、この広さの土地にどんな家が建てられるのか、住み始めて後悔しないよう対策しておくことはあるのかと疑問に思っている方もいるでしょう。

30坪という限られたスペースを最大限に活用しながら、家族の人数や生活スタイル、将来を見据えた設計を考えるのは難しいです。

しかし、どんな成功例があるのか、過去に家を建てた方たちの経験からどんな対策をするのが最善なのかを把握することで、満足度の高い家づくりが実現できます。

この記事では、30坪の新築住宅を建てる際の成功事例や成功するためのポイント、費用の相場を紹介していきます。あわせて、失敗例やその対策などについても解説していくので、家づくりをする際の参考にしてみてください。

また、以下では当メディアが厳選した霧島市でおすすめの注文住宅会社を紹介していますので、気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。

目次

30坪の新築住宅の施工事例7選

30坪の新築住宅の施工事例を7つ厳選して、紹介していきます。30坪という限られたスペースをどう活用しているか、参考にしてみてください。

①大きな吹き抜けで明るい家【42.62坪/28.68坪】

項目詳細
延床面積140.86㎡(42.61坪)
敷地面積94.8㎡(28.68坪)

こちらは、将来のことを考え、1階のみで暮らしが完成する1階完結住宅の参考例です。吹き抜けや高い位置に設置した窓で外からの視線を遮りながらも、十分な採光が確保されています。

アイアンの曲がり階段は、スッキリとしたスタイリッシュな空間を実現し、空間を広く見せるテクニックもあわせ持っています。

キッチンからは浴室、脱衣室、ファミリークローゼット、洗面所などを回遊できる家事動線になっていて、家事のしやすさも考え抜かれた間取りになっています。

②どこからでも車を眺められる家【47.06坪/32.46坪】

項目詳細
延床面積155.56㎡(47.06坪)
敷地面積107.31㎡(32.46坪)

こちらは、クルマ好きの施主様の想いが詰まった、どこからでも車を眺められる家です。3階建てのマッシブな塊から大小異なるいくつかのボリュームを除外するという建築的操作により、外部環境と内部空間、あるいは内部空間それぞれの新しい関係性が確保されています。

周りにマンションがあるため、プライバシー性を高められるよう3階にLDKが設置されています。楽な動線を確保するために、住宅用エレベーターが設置されているのもポイントです。

LDKは、ダウンライトが1箇所に集めてあり、すっきりとした空間が演出されています。

③緑を借景としたタイルテラスのある家【28.81坪/80.92坪】

項目詳細
延床面積95.23㎡(28.81坪)
敷地面積267.52㎡(80.92坪)

こちらは、緑を借景としたタイルテラスのある家です。LDKを1番光が入りやすい場所に設置し、キッチンに立つときやソファーに座る時に、外の景色へ目線が抜ける配置になっています。

庭だけでなく、その奥にある緑を眺めるように計画されたリビングと一体で楽しめるタイルテラスで、家族との時間を大切にできる空間が作られています。

④使い勝手に優れたかしこい家【31.41坪/61.07坪】

項目詳細
延床面積103.82㎡(31.41坪)
敷地面積201.88㎡(61.07坪)

こちらは裏動線が特徴の使い勝手に優れたかしこい住まいです。生活感の出るものは裏に隠し、生活感のない寛げるLDKが作られています。

ダイニングテーブルを横つながりにして、家事動線が近くなるよう工夫されています。キッチンのフロントは収納スペースになっているため、リビングやキッチンで必要な小物などもきれいに収納できるのもポイントです。

⑤家族が笑顔になるお家【26.3坪/56.12坪】

項目詳細
延床面積86.94㎡(26.3坪)
敷地面積185.52㎡(56.12坪)

こちらは、家族が自然とリビングに集まり、会話が生まれる家です。リビングに隣接したタイルデッキは、子どもの成長に合わせて用途を決められるように工夫されています。

太陽光や熱エネルギーを考慮し、日中明るく過ごしやすい空間が演出されているのもポイントです。

照明の配置やニッチは、インテリアコーディネーターと考え抜いて配置されています。水回りもLDKと隣接しているため、家事動線も近く、暮らしやすい間取りになっています。

⑥家族が自然とリビングに集まるお家【26.8坪/87.72坪】

項目詳細
延床面積88.6㎡(26.8坪)
敷地面積289.97㎡(87.72坪)

こちらは、あらゆるスペースがひとつながりになっており、家族が自然とリビングに集まる家です。のびのびと自由に暮らせるストレスフリーなドアの少ないワンルーム感覚の平屋です。

部屋を広く使っているため、室内の移動はとてもスムーズです。収納や壁をうまく配置して見え隠れする部分を作ったり、高い位置に窓を配置して外からの視線を遮ったりなど、プライバシーにも配慮されています。

キッチン、ファミリークローゼットを中心に、各部屋を回遊できる間取りで動線も効率的な住宅になっています。

⑦L型に囲まれた2つの庭が暮らしの中心にある家【26.5坪/71.8坪】

項目詳細
延床面積86.12㎡(26.05坪)
敷地面積237.36㎡(71.8坪)

こちらは、L型に囲まれた2つの庭が暮らしの中心にある家です。L型に囲まれた2つの庭は、外からの視線を遮りつつ、プライベートな空間が確保されています。

キッチンは、掃き出し窓から光が差し込むため、庭を眺めながら料理を楽しめます。コンロ脇にある造作棚は、来客から見えない位置に配置されており、キッチンがすっきりとして見えます。

30坪の家づくりで成功するための5つのポイント

30坪の家づくりで成功するには、以下5つのポイントに考慮して進めるとよいでしょう。

  1. 将来のライフスタイルを見据えた間取り設計
  2. 鹿児島の気候に適した住宅性能の確保
  3. 桜島の火山灰や台風対策を考慮した設計
  4. 家事同船と収納計画の最適化
  5. プライバシーと開放感のバランス

以下で詳しい内容を解説します。

1.将来のライフスタイルを見据えた間取り設計

30坪の家づくりでは、家族構成やライフスタイルの変化を見越した柔軟な間取りが重要です。子どもの成長や独立、親との同居、在宅ワークの増加など、将来の変化に対応できる可変性のある設計を意識しましょう。

たとえば、仕切りを設けて部屋数を増やしたり、リビング横に多目的に使える和室を設けたりするなど、ライフステージごとに最適な使い方ができる間取りが理想です。

長く快適に住み続けるためには、10年後、20年後の暮らしを具体的にイメージして設計することが成功のポイントです。

2.鹿児島の気候に適した住宅性能の確保

鹿児島は高温多湿で台風も多く、住宅には断熱性・通気性・耐風性が求められます。WB工法など自然換気を活かした工法や、高気密・高断熱の家づくりで、夏の暑さや冬の寒さ、梅雨時の湿気・カビ対策も万全にしましょう。

省エネ性や健康面にも配慮し、快適な室内環境を実現することが大切です。鹿児島の気候特性に合わせた住宅性能を確保することで、長期的に快適で安心な暮らしが叶います。

3.桜島の火山灰や台風対策を考慮した設計

鹿児島市では桜島の火山灰や台風の影響を受ける可能性が高いため、これらに対応した設計が不可欠です。火山灰が溜まりにくい屋根材や、清掃しやすい外壁、太めの雨樋などを採用し、灰の堆積や詰まりを防ぎます。

また、耐風設計や強化ガラス、シャッターの設置で台風被害を最小限に抑えることも重要です。気密性と換気のバランスを考え、火山灰や湿気の侵入を防ぎつつも快適な換気ができる住まいを目指しましょう。

4.家事導線と収納計画の最適化

30坪の限られた空間では、効率的な家事動線とバランスの良い収納計画が不可欠です。キッチンから洗面、ランドリーへの動線を短くし、パントリーやランドリールーム、階段下収納などデッドスペースも有効活用しましょう。

収納は「使う場所の近くに必要な分だけ」を意識し、家族の成長や荷物の増減にも対応できる可変性を持たせることがポイントです。日々の家事がスムーズに進み、生活空間がすっきり保てます。

5.プライバシーと開放感のバランス

30坪の家では、限られた空間の中で開放感を演出しつつ、家族それぞれのプライバシーも確保する工夫が大切です。リビングは開放的に設計し、個室やワークスペースは適度な距離感を持たせましょう。

窓の配置や視線の抜け、吹き抜けや勾配天井の活用で広がりを感じさせつつ、外からの視線や生活音にも配慮します。家族のコミュニケーションと個々のプライベート空間の両立が、満足度の高い家づくりにつながります。

30坪の家はいくらで建つ?

鹿児島市で30坪の注文住宅を建てる場合、建物本体と付帯工事を含めた建築費用の全国平均は約3,000万円です。これは住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」(2022年度)のデータをもとに、平均延床面積37.1坪・建築費3,715万円から30坪換算した金額となります。

以下でさらに詳細に解説しますので、参考にしてください。

鹿児島市の土地価格相場

鹿児島市の住宅地平均坪単価は、約21.6万円です。市街地や人気エリアでは坪単価が100万円を超えることもありますが、郊外や駅から離れたエリアでは20万~40万円台の土地も見つかります。

30坪の土地を購入する場合、平均的なエリアであれば土地代は約1,550万円前後が相場です。土地の価格は立地や形状、周辺環境によって大きく異なるため、希望エリアの坪単価を確認し、予算内で最適な土地を選ぶことが大切です。

土地代込みで建てる総費用

30坪の家を鹿児島市で土地から購入して建てる場合、総費用の目安は以下の通りです。

スクロールできます
項目費用相場
土地代約1,296万円(60坪×21.6万円)
建物本体価格3,000万円
付帯工事費600万円(本体価格の20%)
諸費用380万円(建物+付帯工事の10%)
総費用5,256万円

なお、土地や建物の条件、付帯工事や諸費用の内容によって総額は前後します。建ぺい率や容積率、立地条件を確認しながら、余裕を持った資金計画を立てることが失敗しない家づくりのポイントです。

土地代・建物代以外に必要な費用

家づくりには以下のようなさまざまな費用が発生します。

  • 付帯工事費(外構・エクステリア・給排水工事・地盤改良など)
  • 諸費用(登記費用・住宅ローン手数料・火災保険・税金・引っ越し費用など
  • 家具・家電の購入費
  • 仮住まい費用(必要に応じて)

発生します。これらを含めると、30坪・土地付きの新築住宅を鹿児島市で建てる場合、総額は5,000万円を超える可能性もあるでしょう。

30坪注文住宅の費用をできるだけ抑えるためのポイント3つ

費用を抑えて30坪の注文住宅を建てるためのポイントは、以下の通りです。

以下で詳しいポイントを解説します。

1.間取りと構造を工夫する

30坪の注文住宅の費用を抑えるには、シンプルな間取りと構造がポイントです。廊下や無駄なスペースを減らし、LDKや水回りを集約することで建築コストを削減できます。

また、総2階建てや四角い形状の家は構造が安定しやすく、基礎や屋根の面積も抑えられるためコストダウンにつながります。必要な部屋数や収納を明確にし、コンパクトでも快適な空間設計を心がけましょう。

2.仕様とグレードを見直す

キッチンや浴室、建具などの設備仕様や内装のグレードを見直すことで、建築費用を大きく抑えることが可能です。最新設備や高級素材にこだわりすぎず、標準仕様や量産品を選ぶことでコストダウンが図れます。

また、設備や仕上げの優先順位をつけ、必要な部分にだけ予算をかける工夫も大切です。見積もり時に複数パターンを比較し、コストと満足度のバランスを検討しましょう。

3.メンテナンス費用も考慮する

初期費用を抑えることに加え、将来的なメンテナンス費用も見据えた家づくりが重要です。外壁や屋根、窓サッシなどは耐久性やメンテナンス性に優れた素材を選ぶことで、長期的な修繕コストを抑えられます。

安価な材料や設備を選ぶと、後々の交換や修理が頻繁になり、結果的に総費用が高くなる可能性があります。長い目で見て、トータルコストが最も抑えられる選択を心がけましょう。

注文住宅の間取りでよくある失敗例と対策

注文住宅の間取りでよくある失敗例とその対策を紹介します。住み始めてから後悔しないよう、ポイントを押さえておくことが大切です。家族構成やライフスタイルに合った間取りを、将来を見据えて考えましょう。

圧迫感を感じる

間取り図面では、十分な広さだと思っていたけれど、いざ家具を配置して住み始めると、圧迫感を感じたという失敗例も多いです。圧迫感を感じることへの対策は以下が挙げられます。

  • 家具を配置してシミュレーションしてみる
  • 同じ広さの住宅へ足を運び、広さを体感してみる
  • 吹き抜けや勾配天井、リビング階段を作り、縦の広がりを出す
  • スキップフロアで空間をつなげる
  • 明るめのカラー(膨張色)で統一する
  • LDKをワンフロアにする

空間を立体的に使ったり、天井が高く見えるように工夫すると開放感が演出できます。他にも、柱や梁などの構造物をなるべく目立たないようにして、視線を遮るものを減らすのも有効です。

家族の人数や置く予定の家具などを考慮し、最適な広さを検討しましょう。

動線が悪い

動線が悪いと日々の生活に不便を感じ、ストレスが溜まります。特に家事動線が悪いと、毎日の家事が大変です。洗濯や料理などをこなすときの家事動線に着目し、効率良くまとめると、暮らしやすい間取りが作れます。

行き止まりの無い回遊動線は、最短ルートをその都度選びやすいです。家事スタイルによってルートを選べると、ストレスがなくなり、快適に暮らせます。

また、動線にはリビングやトイレ、お風呂などへ移動する生活動線や、お客様が移動する来客動線もあります。それぞれの動線がなるべく交わらないように設計すると、より暮らしやすい間取りが実現できます。

1つひとつの動線をシミュレーションしながら、暮らしやすい間取りを考えてみてください。

収納スペースが足りない

リビングやキッチン、玄関まわりなどに「収納スペースが足りない」という失敗例も多いです。闇雲に収納スペースを確保するのではなく、使う場所の近くに必要な大きさの収納スペースを作りましょう。

特に、子育て世帯の場合、お子様が成長するにつれて物が増えることを考慮し、十分な収納スペースを確保しておくことが大切です。

見落としがちなのが、玄関まわりです。玄関には靴以外にも、アウトドア用品や備蓄品、ベビーカー、ペット用品などの収納にも重宝します。収納スペースを考える際は、玄関まわりにも着目してみてください。

プライべート空間がない

30坪という限られたスペースで間取りを考える際は、一緒に住んでいる人との距離感も考えましょう。コミュニケーションを大切にするのであれば、共用スペースも大切です。

ただ、一緒に過ごす時間が長いと、ストレスを感じてしまう恐れもあります。共用スペースだけでなく、プライベートスペースも適度に確保できる間取りを検討しましょう。

また、玄関からトイレや水回りが見えていたり、道路から室内が丸見えの場合、プライバシーに欠けてしまいます。間取り図面で周囲からの見え方は見落としがちです。後悔しないためにも、設計段階でしっかり確認しておきましょう。

コンセントが足りない、使いにくい

間取りで見落とすことが多いのが、コンセントの数や位置です。これは住み始めてから感じるため、設計段階では意識が向きにくいです。しかし、コンセントは毎日使うものであり、使いたい場所にないと不便です。

また、コンセントの位置に関して、床からの高さも確認しておきましょう。コンセントの高さが合っていないと、コードが目立ってしまったり、掃除機などの家具が使いにくくなってしまいます。

コンセントについて考える際は、『位置・高さ・数』を必ずチェックしましょう。使う家電類の種類や場所などを書き出し、必要なコンセントの数や配置を決めていくと、スムーズです。

30坪の土地に家を建てるなら株式会社クオリティホームがおすすめ

出典元:クオリティホーム

クオリティホームは、鹿児島県を拠点とする注文住宅会社で、鹿児島市・姶良市・霧島市エリアで事業を展開しています。平成13年(2001年)3月に設立され、20年以上の実績を持つ会社です。「Quality of Life」をコンセプトに掲げ、「自分らしい暮らし」を実現するための「自分流」の家づくりを提案しています。

同社は「R+house鹿児島南・霧島姶良」の店舗名でも知られ、建築家と協働して顧客のライフスタイルや理想の暮らしを詳しくヒアリングした上で家づくりを行うことを特徴としています。高性能な住宅づくりにこだわり、ZEHを超える高断熱住宅や高気密住宅の提供に力を入れています。

スクロールできます
項目詳細
会社名株式会社クオリティホーム 鹿児島本店
会社住所鹿児島県霧島市隼人町真孝25番地
創業年数平成13年3月
対応エリア霧島エリア 霧島市 姶良市
公式サイトhttps://qualityhome.co.jp/
クオリティホーム詳細
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